個人情報と特定個人情報(特定個人情報)
個人番号制度、
いわゆるマイナンバーの導入で
個人情報と特定個人情報は
別個のものだと
考えなければならなくなりました。
今回は「特定個人情報」についてご説明いたします。
特定個人情報
特定個人情報は、簡単に説明しますと、
「個人番号+個人情報」です。
つまり、前回説明しました個人情報に、
個人番号いわゆるマイナンバーがくっついたら
特定個人情報ということになります。
そして、この情報を守る法律ですが、
「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」です。
略して「番号法」、いわゆる「マイナンバー制度」のことです。
正式名称が長いので、以下「番号法」と明記いたします。
特定個人情報も個人情報の一部なので、個人情報保護法が適用されます。
となると、前回説明した内容によると、
全ての人が適用される法律でなかったので、
自分は大丈夫と思いがちですが、
そうではありません。
なぜなら、
マイナンバーによって、
自分の知らないところで
自分の情報が一つにまとめられる
「名寄せ」をされるリスクがあることから、
個人情報保護法よりも
厳しい保護措置が設けられています。
つまり、
個人情報保護法の適用外だった人も、
この法律を守らなければならなくなり、
番号収集も、社会保障・税・災害手続きのみと
限定されています。
そして、個人情報保護法よりも重い罰則が規定されています。
その1例として、
お仕事で知った他人のマイナンバーを理由もなく他人に教えたような場合は、
4年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金、
あるいはこの両方が科される・・・。
聞いただけでも「こわっ!」と思う罰則になっています。
なんで?
軽くないの?
そう思われた人もいらっしゃると思いますが
この懲役4年という数字、
懲役が3年を超えると
執行猶予期間がありません。
つまり、実刑が確定することを意味しています。
このように、個人情報保護法よりも罰則の種類も多く、
法定刑も重くなっています。
今後、番号法と個人情報保護法は改正されていきますので、
情報は常に最新のものをご覧ください。
もちろん、このブログでも
随時最新情報をお伝えしていきます。
お楽しみに!!