扶養控除に関する申告書
年末調整をするためには
会社が4種類の申告書を
用意しなければなりません。
この4種類の申告書のうち
平成28年分給与所得者の
扶養控除等(異動)申告書
以外の申告書は
最寄の税務署の
窓口に行って
もらってくる方法
国税庁の
ホームページから
ダウンロードする方法
会計ソフト等から申告書を
プリントアウトする方法
いろいろあると思いますが
とにかく早めに用意しましょう。
給与所得者の扶養控除等(異動)申告書
給与所得者の
扶養控除等(異動)申告書
実は
この申告書の提出期限
年末ではないんです。
本当の提出期限は
その年の
一番最初に
お給料をもらう時
までに
会社に提出するものです。
つまり、
平成28年なら
平成28年1月の
お給料をもらう日までに
提出してもらっています。
でも、
まだ
平成28年分を
提出していなかったり
この1年の間で
扶養親族
たとえば
子供が結婚して独立したり
子供の年齢が
16歳になって
新たに
控除対象扶養親族に
なったりと
変動があることが
ほとんどです。
だから
( )の中に
異動という文字が
入っています。
この「扶養親族」は
年末の現況を
申告してもらいますので
去年の12月に提出されたものと
変動があれば
当然
申告をしてもらう必要が
あります。
だから、
去年提出してもらった
平成28年分給与所得者の
扶養控除等(異動)申告書
を用意して
従業員に渡して
去年と今との現況が
同じかどうか
確認をしてもらい
違っていれば
今の現況を書いてもらい
同じであれば
そのまま
会社に返却してもらいます。
そして、
ついでに来年の分
平成29年分給与所得者の
扶養控除等(異動)申告書を
平成28年分と一緒に渡して
平成29年分の申告書も
いっしょに記載をしてもらいます。
厳密に言うと
平成29年1月の給料日までに
書いてもらえば
良いことなんですが
実務では
年末の資料集めのときに
書いてもらっています。
マイナンバーについては
平成28年分は
従業員に
書いてもらっていましたが
平成29年分は
法改正により
会社で
従業員とその家族の
マイナンバーを記載した帳簿を
備えているときは
不要となりました。
わかりやすく説明すると
平成29年分の
マイナンバーの欄は
会社側で
確認できるようになっていれば
わざわざ書いてもらう必要は
ないのです。
この部分が
去年との大きな変更部分です。