源泉徴収って何?(その2)
日本の所得税の納税方式は、自分で申告して納税する「申告納税方式」を採用しています。
しかし、収入がある日本国民全員がこの「申告納税」をすると、
税務署には、一度にたくさんの人が押し寄せてきます。
一度にたくさんの人が来て、一度にたくさんの人が税金を納めます。
でも、税務署の職員の人数は限られていて、なかなか申告書のチェックができません。
チェックが出来ないと国に入ってくる金額が確定しないだけでなく、
毎月平均して税金が入ってっこないので財源が安定しません。
そうなると、
私達が受ける国からのサービス(公共工事だったり、活動するための補助金など)、
つまり行政サービスがリアルタイムに受けることが出来なくなるので、
何か良い方法はないかと考えた結果、
サラリーマン、アルバイトやパートの人たちの給料に目を付けました。
この人たちにお給料を支払っている会社にお願いして、
従業員やアルバイト・パート等の人たちの
お給料を毎月簡単に税額計算をしてもらって、
税金を納めてもらいましょう。
それが「源泉徴収制度」でした。
この「源泉徴収」の事務手続きの流れを確認しましょう。
①源泉徴収をする人に該当するかどうかを判断する
(源泉徴収の対象となる収入は、種類が多く、慎重に判断します。)
②税金の金額を計算する
③税金を徴収する
④税金を納付する
この4つの段階を踏んでいきます。
源泉徴収は、毎月この繰り返しです。
預かった税金(所得税)は、決められた期日までに納めなければなりません。
忙しくって忘れることもありますが、経理を預かっているプライドにかけて、忘れないようにしましょう!!