源泉徴収って何?(歴史)
日本の所得税は、自分で申告して納付する「申告納税方式」を採用しています。
その例外として、源泉徴収制度がありますが、
源泉徴収制度っていつからだと思います?
結構歴史が古いのです。
明治32年から「利子所得」について採用しています。
利子所得とは、
お金を金融機関に預けたときに僅かですが、利子がつきますよね。
これに税金が勝手に引かれているの、知っていましたか?
この利子による収入を「利子所得」といいます。
それから、勝手に税金が引かれて納付される制度が「源泉徴収」です。
とっても身近でしょう?
そして、
給与や賞与から税金を差し引くようになったのは昭和15年、
戦前からです。
この給与や賞与の所得を「給与所得」といいます。
今は平成27年。
現在の源泉所得税の計算には、復興特別所得税も加算して計算します。
ご存知のとおり、
平成25年1月1日から平成49年12月31日までの25年間、
加算されます。
住民税とはこの期間が異なっています。
住民税は平成26年度から平成35年度の10年間、
住民税の均等割にそれぞれ500円加算されます。
つまり合計1,000円が加算されています。
所得税だけでなく住民税も加算がされているのだと知っておいてください。
ちなみに、復興特別税については、
別のところで詳しく説明しておりますのでそちらをご覧ください。